Designってなに?

最近話題になっているDesign

ここ近年、デザインと言う言葉をよく聞きませんか?

「デザイン思考(シンキング)」や「UI・ UXデザイン」、「デザイン経営」、それだけじゃなくて、もともと「Webデザイン」「グラフィックデザイン」「インテリアデザイン」「インダストリアルデザイン」などなど、色々なものにデザインが付いているのを目にします。

ですが、本当のところ、デザインってどう言う意味かご存知でしょうか?

デザインって付けておけば、良いもの作るんだな、って感じがしたり、みんな使ってるし、色々なものに付いているから、とりあえず付けちゃえ!とか、ありますが、深くデザインについて調べたり、意味するところを考える機会って少ないと思います。

そこで、最近話題になっているデザインについて、正しく使えるように情報を整理したいと思います。

そもそもDesignの言葉の意味は?

「Design」は外来語なので、英語の辞書に記載されているDesignの意味は、

Design

Realization of a concept or idea into a configuration, drawing, model, mould, pattern, plan or specification (on which the actual or commercial production of an item is based) and which helps achieve the item’s designated objective(s).

http://www.businessdictionary.com/definition/design.html

とあります。…英語だとよく分からないので訳してみると、

構成または図面、モデル、型、パターン、計画、または仕様(実際の、もしくは商業生産の基礎となるアイテム)の構想またはアイディアの実現、および指定された目標の達成を促進する。

となっています。

「ある物事を実現する」や「目標の達成を促進する」と聞くと、よく聞くデザインの意味とちょっと違うような気がしませんか?

Designという言葉の歴史

では、もっとデザインについて深掘りをしてみましょう。

「Design」という言葉の成り立ちを調べてみると、

late 14c., “to make, shape,” ultimately from Latin designare “mark out, point out; devise; choose, designate, appoint,” from de “out” (see de-) + signare “to mark,” from signum “identifying mark, sign”

The Italian verb disegnare in 16c. developed the senses “to contrive, plot, intend,” and “to draw, paint, embroider, etc.” French took both these senses from Italian, in different forms, and passed them on to English, which uses design in all senses.

From 1540s as “to plan or outline, form a scheme;” from 1703 as “to contrive for a purpose.” Transitive sense of “draw the outline or figure of,” especially of a proposed work, is from 1630s; meaning “plan and execute, fashion with artistic skill” is from 1660s. Intransitive sense of “do original work in a graphic or plastic art” is by 1854. Also used in 17c. English with the meaning now attached to designate.

https://www.etymonline.com/word/design

とあります。これまた英語なので訳してみると

14世紀後半、イタリア語”signum”「識別の印、記号」から、de「外へ」+ signare「マークする」 を経て、ラテン語のdesignare「線を引く、指摘する、工夫する、選択する、指す、指名する」から最終的に「作る、形作る」という意味に。

16世紀のイタリア語の動詞”Disegnare”から フランスは「考案、計画、意図」、「描画、ペイント、刺繍など」という感覚を発達させ、これらの感覚の両方をさまざまな形で取り入れ、それらをすべての意味で”Design”として英語で使用するようになりました。

1540年代からは、「計画または概要を示すために、案を形成する」とされています。 1703年から「目的のために考案する」とされていました。 特に提案された作品の「輪郭や図を描く」という他動的な感覚は、1630年代からのもの。 「計画と実行、芸術的なスキルを備えたファッション」という意味は1660年代からです。 「写実的または柔軟な形による芸術で独創的な作品を作る」という自動的な感覚は、1854年まででした。17世紀でも使用されていました。 現在英語で意味されているものは”designate”に付随するものです。

デザインの語源の歴史からも、グラフィカルな見た目の良さを意味するものではなく、何かしらの形にすることを意味していて、それをプロセスとして捉えていたということがわかります。

途中、現在で言う芸術・アートと言う意味でも使われていたようですが、英語のDesignが意味するものは、ラテン語のdesignareが意味するものと同じになっています。

Designを正しく理解する

以上の内容を踏まえてみると、今まで使っていたデザインの意味とは違うと思いませんか?

「デザインが良い」や「かわいいデザイン」として使うときの「見た目が良い」というニュアンスは無い事が分かるかと思います。

もともとデザインの意味するところとして、「ある物事を実現する」や「目標の達成を促進する」、これをもっと、構想やアイディア、目標をなぜ設定するかと背景を踏まえると、何か解決したい事や、現状があってそこから発展させたい・改善させたい、と思うから、構想やアイディア、目標を設定するので、

ある問題や課題を解決するために思考・概念の組み立てを行い、それを様々なモノやコトによって実現すること

と、捉える事ができます。ここで「コト」を用いているのは、昨今「モノ」だけでは解決や実現出来ないこともあるので、「コト」も含めて必要だと考えています。

今まで使っていた「良いカタチ」という意味からすると、確かに見た目を悪い状態から良い状態にすると言う点では一つのデザインにはなりますが、それが本質的な意味ではなくて、総じて良い状態にしていくということが「デザイン」の本当の意味になります。

今日から君もDesigner

多くの人が仕事に就くわけですが、「もっとこうすれば良いのに」「なんでこうしないんだろう」と問題や課題意識を持つことは多いと思います。

ということは、絵が上手いからデザインができるというわけではなく、「どうすれば改善できるのだろう」「どうすれば良くなるのだろう」と考えて、実行に移していけば、それだけでデザイナーと言えますね。

美的センスが無いからデザイナーじゃないと思わずに、「もっとこうした方が良い」「改善していくべきだ」とハードル意識を持たずに考えられれば、今日よりも明日、明日よりも明後日、ともっと世の中が良くなっていくのじゃないかなと思います。

だから、みなさん、デザイナーになりましょう!!

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